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会長挨拶

 第58回日本心身医学会九州地方会を2019年1月26日(土)、27日(日)の2日間、鹿児島市の鹿児島県医師会館で開催いたします。鹿児島での開催は12年ぶりとなります。会場は鹿児島中央駅東口より徒歩5分と便利な場所を選びました。お越しの際は、東にそびえる桜島が高々と噴煙をあげて皆様を迎えてくれることでしょう。
 さて、本大会のテーマを「継なげよう心身医学」といたしました。それは、心身医学・医療の対象は多方面に広がっていますが、その核となるべき心療内科は充実してきたのだろうかという疑問があるからです。そこで、愛知医科大学学際的痛みセンターの佐藤 純先生をお招きして、「(仮題)気象関連性疼痛のメカニズムと治療戦略」についてお話しいただきます。心身症患者さんの訴える症状を違った角度から捉えるきっかけとなることでしょう。教育講演では、増田彰則先生に「危機的状況にある子供の睡眠とメディア漬け」について、浅川明弘先生には「プライマリ・ケアにおける心身医学の役割」について講演していただきます。
 大会初日のシンポジウムは、「(仮題)心療内科経営の諸問題について:外来と入院診療」です。クリニックや病院での心療内科経営の問題点とその対策について、第一線でご活躍されている先生方に発表していただきます。2日目は「(仮題)心療内科的治療体験が生き方を変えるまで」と題して、豊富な臨床経験をお持ちのシンポジストに心療内科での治療が患者さんの人生にまで大きな影響を与えた症例を提示していただき、心療内科診療の醍醐味を伝えていただきたいと考えています。本年11月には、いよいよ公認心理師が誕生します。そこで、パネルディスカッションでは、新進気鋭の心理士の方々に「公認心理師の心身医療臨床における役割と課題」ついて討論していただく予定です。
 2018年は明治維新150周年にあたり、維新のふるさと鹿児島市では様々なイベントが行われています。また、テレビの大河ドラマ「西郷どん」も放映されて、鹿児島は盛り上がっています。懇親会でも、大会準備実行委員会が推薦する「うまい焼酎」をたくさん揃えておもてなしいたします。
 是非、鹿児島にいらしてください。皆様にとって本学会が、心身医学・心療内科について熱く語り合える場となることを切に願っております。

大会長 添嶋 裕嗣(鹿屋体育大学スポーツ生命科学系教授)

第58回 日本心身医学会九州地方会 事務局

志學館大学人間関係学部 心理臨床学科 胸元孝夫
〒890-8504 鹿児島県鹿児島市紫原1丁目59-1
TEL. 099-812-8501 FAX. 099-257-0308
E-mail.
HP. http://shinshinkyushu58.jp

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